他の国ではどうなってるの？

そうそう。生まれた頃からの名前をずっと使ったり、ある程度自由に変えられたり、国によっていろいろな形で姓を選べるよ。

選べたり、日常生活で使う名前と分けたり…。大きく分けて3つの方法があるよ。

1つめは、 別姓。結婚しても、それぞれ元の苗字を使い続けるという方法。
アメリカやイギリス、ドイツ、韓国など、いろんな国がこの別姓を基本にしているんだ。

自分の名前は、生まれたときから持っている大事なものだから、結婚でわざわざ変える必要はない、という考えがあるね。

2つめは、複合姓。結婚した二人の名字を、ハイフン（-）などで繋げて、新しい名字にするんだ。

そうだよ！でも普段はそのうちの一部を使って生活したりしているみたい。ヨーロッパのいくつかの国では、この方法が選べるよ。

そうだよ！でも普段はそのうちの一部を使って生活したりしているみたい。ヨーロッパのいくつかの国では、この方法が選べるよ。

もちろん。どちらかの名字を選んで同じ名字にするのが3つめの方法。日本では同姓が義務だけど、他の国では別姓や複合姓とあわせて選べる一つの選択肢として用意されているんだ。

すごく自由だよ！ ドイツは「別姓」が基本だけど、「同姓」にしたいなら選べる。元の名字に相手の名字をくっつけて使っても大丈夫。

フランスは、「別姓」が原則。
「結婚相手の名字を名乗りたいな」と思ったら、日常生活や仕事で通称としては使えるよ。

そう！結婚したら、名字を変えなさい！と決まっている国はほとんどないんだ。

例えば、スペインや中南米の国では、子どもは「父親の名字」と「母親の名字」を両方受け継ぐのが伝統的で、夫婦の名字は別々だよ。

別姓だと家族のつながりが薄いっていうなら、世界中の同姓じゃない家族はどうなるの？って話。

選べる制度があるのには、歴史と平等、大きく２つの理由があるよ。

うん。韓国やスペイン語圏の国々では、昔から名字を変えないのが文化だったから、そのまま法律になっているね。

ヨーロッパやアメリカみたいに、近代になって制度を見直した国もあるよ。国内外における夫婦の氏に関する制度と選択の状況

夫婦を平等に扱うことと、一人ひとりの生き方を尊重するために、選択肢を増やしたんだ。

そう。世界では、みんなが自分らしく、そして家族みんなが豊かにいられるように、制度を工夫しているんだね。